取りにいって、持って行っての人形ケースの修理品
一週間ほど前にめったに見ない迷惑メールに一通の修理の問い合わせが入っていた。みると住所もありこれは問い合わせかと半信半疑で返信メールを送っておいたが、ちょい不安な出来事だった。
2日ほどしてメールの返信が帰ってきた。イギリスの数年済んでおられ、イギリスの友人が修理依頼してきたものだった。すぐに修理が出来ることの返事をしたものの全く判断する画像も無く返事してしまった。その段階で修理金額のやりとりは何とも出来づらく、どれくらいの時間がかかるかが一番気がかりになって、もちろん修理が出来ると読んでのことだったが、。週明けに午前中に電話がかかってきた。ともかく見ないと何とも判断が出来ないため、出来るか出来ないかの判断も含めて午後、千里の桃山台まで出かけた。せっかく出かけるならと楽しみも含めてと、江坂から引っ越ししたパン屋にも寄りたいこともあり、帰りにあそこのパン抱えて、、、。空振りの場合たのしみもありと早めに駅に着きすぐさまパン屋に、、、あ~!!、シャッターの降りた店前で月曜定休、確認ミスだった。少し待ったが修理品を拝見してこれならできると預かって帰った。翌日、修理品のパーツ、1点1点確認して修理に取りかかった。修理を進めるうちに破損の原因が2日ほどで見えてきた。扉の下軸棒と扉の枠の取り付けに1mmにも満たない木片が無かったことだった。ニカワで軸先など取り付けて扉を開け閉めしていたことが時代のニカワの劣化と後でわかったことだったが下枠の軸穴の深さと枠に取り付けてある下軸の長さが違い下のケースに常に乗った状態だった。そのため扉の下軸に負担がかかり劣化したニカワのこともあり軸が数十年してから動いてしまった。軸先がすきま無くとりついていたらここまで早く破損ならなかったかも知れない。最後の天板取り付けをして組み上げてみると本体と側面のガラスが少しズレがおこる。これは時間の経ったケースの柱材の木取りによる原因でこればっかりは新しく作り替えないと防げないことになる。修理を始めると裏板の銀紙と下の銀紙など気がかりになり修理期間中大阪まで探しに出たり、最後までバタバタ事だった。イギリスまで持って帰るのなら組み上げないでとも考えたが組み上げた全体の強度のこともあり結局組み上げた。もう修理品を再度持って行く事もないかとお待っていたが、人形ケースが組み上がるとこれは郵送してもしも破損すると、、、4,5日仕上がったが結局またもやパン屋の休みの月曜日に桃山台まで持って行った。至れり尽くせりの修理やになってしまった。
前文に書かなかったけれど随分修理やを探されたみたいだった。イギリスで親交のあった方からのお願いだったらそれは探されたタンだろうと思う。偶然、このブログを見つけここだったらひょっとして出来るかもとメールをいただいた。そんな経過で始まって修理も迅速に完了した。気がかりだったためその後のメンテナンスのこともあってメールを入れておくと、その後依頼主からメールをいただいた
「昨日は本当にありがとうございました。改めて拝見しまして、感激致しております。これからまた、これをどうやってイギリスまで持ち帰ってもらえば良いのか、考えなければなりませんが(なにかいい案がございましたら、お教え下さい)イギリスで何年かぶりに人形をケースにしまえることを思うと、本当にありがたく思います。
本人は、ただいま○○○○○におりまして、●月●●日日本に参り、●月○○日まで我が家に滞在致します。3月最初の週末で、京都奈良を案内したいと思っておりますので、その際に、もしよろしければ伺わせて下さい。」突然の出会いだったが(困っている方には修理はいつも突然の出会いで、、、)本当に喜んでもらったみたいだった。イギリスの依頼主とのドラマチックな出会いが楽しみになってきた。


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