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2016年3月 9日 (水)

壊れた灯籠の修理から見えてくる修理のヒント

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面白い修理が入った。電話がかかり父親が大事にしていた灯籠を直してくれないか、、と。内容を聞くと時間をかけると直せるようで直せないかもしれない困った修理内容だった。こちらが断ると多分どこも見つからないだろうと思い、結局最後はいいですよと返事した。指定した日に修理品の灯籠を持ってこられ見るとほとんど割れていて大きなパーツが残ってない。「残っている部分だけ直しますが、、、どうもこの灯籠以前直してますね!。以前の直し見ていると30年か、、40年前だと思いますが、、、」と言うと  「そうなんです!。親父が大事にしていたものを庭やが壊してしまいその時のような気がします、、」 やっぱり!その頃の修理だったか、、

さて直そうかと思いアルコールで汚れを拭くと強烈な臭がして咳き込んであわててしまった。これはかなわないかと何日か外に出しておくと匂いもおさまった。以前の補修部分を外して残っていたパーツをくっつけて数日かけて仕上げた。最後に仕上がったのを確認して強度のこともありない部分を再び足して仕上げた。

12月に入って連絡して引取にきてもらった。ところが「ついでで申し訳ないのですが全くない部分もこのさい修理してもらえませんか、、」これには困ってしまった。できるといえばできる内容なんだが残っていたパーツを取り付けてしまっているためそう簡単に直すことができない。下の部分を切断するか、現状から修理するかいますぐには結論でないのだがどうにかなるかと預かった。

正月は細かな仕事からスタートし1月中頃から灯籠の修理をはじめた。3つほど修理のやり方がある中でどれもできると思えたが、何日かたつと自然と考えが煮詰まってこれしかないかと思う手順だけがのこるのだが今回どうしても考えが煮詰まらない。最後はヤケ気味で現状の状態を崩さずそこに加えていく修理方法にした。補修材の関係で10分以内に修理箇所を仕上げてしまわないと表面の加工できないが少しずつ見ながら進めえることが利点だった。修理の進め方もそうだったがもう一つ不安だったことは補修剤の量が全く読めなかった。補修剤はそんなこともあってついつい買いすぎてしまう。

修理を始めると材のことでも1時間おきに考え方が変わってきて、ネットを使えば明日には確実に手に入ると思われることでも夕方から出かけることがよくある。今回灯籠の修理の手順はすぐに気がついたが表面の素材を探すのに一番苦労した。預かった灯籠が古いもので洗うと雰囲気こわすため産地の土か調べるの苦労した。材料店を数件周りよく似た製品を見つけ出しそうすると信楽土が一番近いことがわかった。あとは使いやすそうなよく似た粒子の製品を買ってもどった。

今回のように難しい修理はどのようにするかといえば、考え方としては手順なりイメージを紙に書いてしまうとそれが基準になってしまうため、気持ちが固まるまですべてが同じような比重で考えることにしている。そのほうが気がつくことが多い。ミスした時のことを考えると今回ほどイメージトレーニングしたことは初めてだった。修理の決め手は手順、素材がどこまで揃えるられるかで決まる。

今回のように特殊な直しのように思いがちですが、やってることは金継ぎ修理とほとんど変わらない。教えている講座で接合の基本の話しを100分きき、その後の金継ぎ修理の実践で習った素材と道具を置き換えるだけで金継ぎ修理の応用でこんなことができるようになる。

修理の極意。だったらどのようにしたらこんな修理ができるようになるかといえば、すぐ直すのではなく、修理品を前にしてどのよう直すのか、2,3日考える事が重要です。そうすると時間の経過でやりたい手順、工法が最後に残りそれが勇気と自信にかわりそのことが後押ししてくれます。どんな修理でも一つ修理をすると次に繋がるヒントが得らそれが次の修理の極意につながります。

 

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