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2016年6月 2日 (木)

「金継ぎ一年生」をテキストに金継ぎ修理を実践している方に、

Sp_20160518_102016「金継ぎ一年生」が出版されて4年目に入り現在は3刷目。出版されて内容に大きな変更はないのですが現在も講座では材料だったり、もっと簡単な方法がないかと日々実践を繰り返しています。 

昨日久しぶりに出張の金継ぎ講座を京都でやってきました。今までの金継ぎ講座と違っていたのは本をテキストに金継ぎ修理を実践しておられた方でした。拝見すると材料道具は足りていたり足らなかったりでした。

朝の講義が終わり午後から実践を始め以前自分で修理した器をみながら修理の手順などをやり取りしながら話し進めていくと、初めて習うよりは自分なりに修理をスタートするのもアリかもしれないと思いました。どのように修理を進めていくのか本には書いてあるのですが実際本に取れあげられている器とご自身が直したい器と違うため参考になったり参考にならなかったりするのではないでしょうか。修理を行う基本は変わらないのですが仕上がるまでの流れを理解するのにすこし時間がかかるかもわかりません。後ほど注意ポイントを上げておきますので参考にしてください。

金継ぎ修理の技術的なこともそうですが本に書いてない注意点を上げておきます。

●初めて金継ぎを始めるとその日に完成しようとする方がほとんどでやりたいモードになっているようです。「上手く綺麗に」仕上げるためにはいそがないで無理しないことが一番です。だったらどのようにしたらいいのかといえば、いくらかうまく仕上がるやり方があります。
金粉を蒔くために漆で描いていくのですが器類の割れ、欠けの数を直す場合、直すものが5個あったら最初の1個目と最後の5個目では施した漆の乾きが違ってきて金の光がバラバラになります。短時間に描ききるならいいのですが始めたばかりでは無理なことです。上手くやるには直す数を減らすことです。それでも施した金色にばらつきが出るのなら1個に絞ることです。思った輝きにならない場合は5分+-で調整します。金色と書きましたが銀、錫も同じことです。

つぎに数の話をしましたがもう一つうまく仕上がるやり方があります。テキストの手順通りに仕上げても補修材作業時間OKで次の工程に移るため修理内容によっては補修材硬化の時間のことがあってもう少し時間をおいたほうが良い場合があります。特に鮮やかな金色を望んでいる場合は補修材完全硬化後に器のクリーニング、成形をされたほうが得やすいです。ポイントとしては硬化後の成形ですから始めに補修材の分量も考慮することがより簡単に済みます。補修材をつけすぎないことです。


もうひとつ割れた器の継ぎの時に補修剤を使った場合硬化後アルコールで余分な付着物を取り除くんですがについついアルコールをつけ過ぎでしまいます。アルコールの含んだテッシュかスプレーを軽く吹き付けて根気よく、傷つかない道具で少し柔らかくなった補修剤こそげながら拭き取ることが一番です。ただし最初に書いたようにこの状態で漆、金粉と進んでいくと継いだ部分に漆が埋まらないところが出てきて失敗することがあります。原因はアルコールのつけすぎでせっかくくっつけた接合部分が溶け出したのが原因です。これは補修剤完全硬化の時間待たずに次の手順に進んだためです。完全硬化時間後でしたら全く問題は起こりません。破損箇所の内容によって修理時間を変えるのが一番ミスなしにうまくできるやり方です。

講座の時にも話はするのですが金継ぎやりたいモードになっている時は修理箇所をついつい同じところを触ったり、力が入っていたりします。「同じ所を何度も触らないほうがいいですよ」と言われないと気が付かないことがあります。たとえば金継ぎ修理する時にチューブから漆を出します。せっかく出したからと補修箇所に漆をつけすぎがちになります。その結果漆の表面が縮れたり、輝きがムラになったり失敗することが出てきます。金粉の分量は、補修箇所にくっつく程度でいいのです。そのコツは、漆をチューブから大量に出さないことにつきます。

思いつくままに書きましたがまだまだ上手くやる注意点あります。綺麗な金継ぎ修理が一番いいのではなく使える修理ができてこそです。綺麗な修理ではなく器ににあった雰囲気の金継ぎ修理が再び使いたくなる器です。

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